2008/01/08 (Tue) 2007年ベスト1
2007年ベスト1候補作は、
プラトン『ソクラテスの弁明・クリトン』
角田光代『八日目の蝉』
以上、2冊。
どちらも、読書の歓びのかけがえのなさを存分に思い知らせてくれた。忘れられない、忘れてはならない本。
とりわけ後者は、言葉に尽くせないほどの感動をくれた。いまも読了後どれほど感情を揺さぶられたか、はっきり憶えている。一語一語が、しみわたってきた。傑作を生んだ著者に、そしてこの本にめぐり会えたことに感謝、感謝。
2007年を飾るベスト1は、角田光代『八日目の蝉』に決定。
プラトン『ソクラテスの弁明・クリトン』
角田光代『八日目の蝉』
以上、2冊。
どちらも、読書の歓びのかけがえのなさを存分に思い知らせてくれた。忘れられない、忘れてはならない本。
とりわけ後者は、言葉に尽くせないほどの感動をくれた。いまも読了後どれほど感情を揺さぶられたか、はっきり憶えている。一語一語が、しみわたってきた。傑作を生んだ著者に、そしてこの本にめぐり会えたことに感謝、感謝。
2007年を飾るベスト1は、角田光代『八日目の蝉』に決定。
2007/01/05 (Fri) 2006年ベスト1
昨年のベスト1候補には、以下の2作品があった。
ドン・デリーロ『ボディ・アーティスト』
フランツ・カフカ『城』
これらは順に1月、2月に読んだ。今改めてこの2作品について考えてみると、本当に甲乙つけがたい。前者を読了したときの感動、その瞬間の風景(帰宅途中で、電車の中だった)を今も鮮明に記憶している。この著者との出会いも運命的のものだった。ある大型書店で、外国文学の棚を眺めていたときに、すごく分厚くてしかも上下巻にわたる小説を見つけた。それが『アンダーワールド』だった。一目見たときからこの滅茶苦茶に長い作品を制覇したいと思った。題名も気に入ったし、開いたページに紡がれた文章は本当に美しかった。そのときは著者のことを全く知らなかったので、導入として隣にあった著者の短めの小説『ボディ・アーティスト』を買うことにした。
後者を読み終わった瞬間に襲ってきた吐き気にも似た後味の悪さ。煙に巻かれた。本当にすごかった。カフカ以外であの気持ちを味わったことは一度もないし、あの気持ち悪さは忌み嫌うべきものでは決してなく、むしろその逆で、「もう一度…」と病みつきになってしまう。積んでいる『審判』をじっくり読める日が来るのを心待ちにしている。
こうして考えてみると、前者との思いがけない貴重な出逢いを大切にしたいという思いから、
2006年のベスト1を、ドン・デリーロ『ボディ・アーティスト』に決定する。
ドン・デリーロ『ボディ・アーティスト』
フランツ・カフカ『城』
これらは順に1月、2月に読んだ。今改めてこの2作品について考えてみると、本当に甲乙つけがたい。前者を読了したときの感動、その瞬間の風景(帰宅途中で、電車の中だった)を今も鮮明に記憶している。この著者との出会いも運命的のものだった。ある大型書店で、外国文学の棚を眺めていたときに、すごく分厚くてしかも上下巻にわたる小説を見つけた。それが『アンダーワールド』だった。一目見たときからこの滅茶苦茶に長い作品を制覇したいと思った。題名も気に入ったし、開いたページに紡がれた文章は本当に美しかった。そのときは著者のことを全く知らなかったので、導入として隣にあった著者の短めの小説『ボディ・アーティスト』を買うことにした。
後者を読み終わった瞬間に襲ってきた吐き気にも似た後味の悪さ。煙に巻かれた。本当にすごかった。カフカ以外であの気持ちを味わったことは一度もないし、あの気持ち悪さは忌み嫌うべきものでは決してなく、むしろその逆で、「もう一度…」と病みつきになってしまう。積んでいる『審判』をじっくり読める日が来るのを心待ちにしている。
こうして考えてみると、前者との思いがけない貴重な出逢いを大切にしたいという思いから、
2006年のベスト1を、ドン・デリーロ『ボディ・アーティスト』に決定する。
